木屋原農園


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農園TOP

秋の気配

(20170831)




8月が終わろうとしてコシヒカリが一気に色がついたように見える。

毎日変化はしていたんだろうが改めて見てみると青籾が少なくなっている。

来週の台風や秋雨前線の状況にもよるが今年は少し稲刈が早まりそうだ。

昨年は9月17日親戚の田んぼから稲刈りを始めた。

今年は早めに連絡があると思うので来週からは

秋作業の準備をしないといけないだろう。


草刈は他所(よそに)に迷惑をかけられないので他所の田んぼと隣接するところだけ

することにした。




賀茂泉

(20170830)




賀茂泉の社長と吾妻山休暇村で飲んだ。

社長は酒米生産地の現地研修で比和へこられた。

夜は休暇村で50年ぶりという大学の同窓会(ワンダーフォーゲル部)をすることになっていて

その席に僕は特別ゲストで呼んでもらった。


大学では山本浩二、田淵などの有名選手がいて優勝のちょうちん行列に参加したという話も聞かれた。


休暇村のレストランではどういうわけか酒と器は持ち込みになっていて

一升瓶から徳利に移して飲み放題という格好になった。

普通レストランではできないので社長のごり押しと思う。

造賀という山田錦を作っている地名をつけた酒は本当に美味かった。


社長は想像以上にパワフルな方でした。

どうもご先祖さんは島根のようで僕の家の過去とも一致するものがあるのかも知れない。

飲んべいの血筋も似ている。

蔵元と酒米を作る農家ということになるので今後も交流しようと言う事になった。




現地確認

(20170829)




今日は市役所の特別栽培認証の田んぼの現地確認がある。

看板を立てて立会人と一緒に田んぼを確認するとのことである。

田んぼへの農薬を使わないということの認証なので何を確認するのかわからない。

抜き打ちの残留農薬の検査をするのかと思ったがそうでもないらしい。

特別栽培は農薬を減らし○○の有機肥料を使っている等の認証なので

使っているものの証明は証拠書類で確認できるが使っていないという証明は難しいと思う。

自然栽培は何も使わないので要は信用問題ということだろう。


画像左の人家の上が自然栽培の田んぼ。右上の田んぼは今年中期除草剤と化学肥料を使っている。

見た目普通の田んぼとなんら変わらない。

不思議なことがある。ここを耕作する前は長年耕作放棄されヒエ雑草がびっしり生えていた。

自然栽培を始めたら厄介なヒエが出てこないのである。

大きい田んぼは6月末から60`(反当り20`)も化学肥料を撒いているが効いた様子はない。

普通肥料飢餓状態ならてきめん効果が出るのだがこれも不思議だ。

僕の慣行栽培の田んぼでは除草農薬を使っているのに草ぼうぼうだ。

田んぼの中で何が起きているのか知りたい。


手前の棚田は同級生の田んぼ。

途中水不足になって余り分けつしていないので僕の自然栽培の稲の方ができはよさそうだ。

ここも昨年はイノシシ被害でむごい状態だった。今年は収穫できそうだ。




ピタリ四角ソフト

(20170828)




新聞記事などをカメラで撮ってスキャンしたようにできるソフトを買った。

新聞などA2サイズでもで写真を撮っておけばデータにできる。

千円チョットの安いものだが非常にいいものだ。

土曜日お寺に行ったときの中国新聞が置いてあったので撮って帰って加工してみた。

写真の上側にお寺がある。

僕も「ヒゴタイ」を撮ればよかったが草刈をしようと帰りを急いだので忘れてしまった。




昨日お宮の草刈で蜂に刺された。その前にも同じ種類の蜂に刺されて昨日はかゆくて治りかけていたが

同じところを刺されたので今回は腫れた。痛いのは一時だったがかゆくてたまらない。

当分悩まされそうだ。

草刈機を使っていると蜂は草刈刃からシャフトを伝って攻撃してくる。

右から左へ刃を振るので右腕が前に来てシャフトにあるアクセルを握っている親指あたりを

結果として同じように刺されることになる。

今後も草刈は続くが田んぼの畦には蜂の巣はないので安心している。


今日は米つくり研修会がある。場所は安芸高田市で米情勢や酒米の品質向上などがテーマだ。

明日は賀茂西条の賀茂泉の会長前垣さんと会うことになっている。

若社長とは一度SNSで話したことはあるが賀茂の前垣家とは5代遡っても縁故はない。

共通しているのは酒米だけである。

前垣さんの大学時代の同級生(1940年代生)が比和町三河内に婿殿に来ていたことから縁が繋がった。

これは最近わかったことだ。

話題つくりのこともある。しっかり勉強してこようと思っている。




刀踊り

(20170827)




塔婆回向の後、三河内地区に伝わるという刀踊りが披露された。

歌は僕らの盆踊りの節によく似ていた。

踊ってくれたのは4人だが子供は3人(小中生)。町内で2番目に大きい地区で

子供のいる家が3軒とは限界集落は間近になったと感じざるを得ない。

僕らの集落では2世帯。自治会の世帯が43だから他所のことは言えない。


画像右下に田んぼがあり「ヒゴタイの里」がある。

昨日の中国新聞県北版には今日の「縁日」のイベントの紹介があった。




僕らが12月に遷座させてもらった観音さんは観音堂に

安置してあった。(上段右側周辺)

ばらばらになっていた台座もも接着剤で修復してあった。

遷座以来参ったのは僕だけだろう。

お寺に関係している間は忘れずに参ろうと思う。


今日はお宮の草刈に行く。お寺にお宮に忙しいことだ。


昨日夕方から親戚とBQをしようということになった。

今日の草刈のこともあって控えめにしようと思ったが

どうも酒が旨くないのである。

さては夏バテしたか。

集合8時、体が重いが行ってきます。




59番札所

(20170826)




今日はお大師供養と塔婆回向(えこう)の日だ。

昼からお寺に参る。

僕が管理している札所の花も枯れているだろうから新しい花も持って行く。

(写真は19日の時)


夕べは稲作研究会のメンバーと飲み会をした。

近況を報告しあってイノシシの悩みも共有した。

車で迎えに来た人が僕の家の前の交差転にパトがいてイノシシが死んでいたとのこと。

一瞬取り締まりかと思ったが違っていた。

帰り際しっかりと見たがイノシシの姿はなかった。交差点は感応式で本線は常に青、

車の前に飛び出しで轢かれたのだろう。

車は動けたが前部が大破したそうだ。気の毒に思う。

イノシシは交通の邪魔になるので警察官によって側溝に置かれていた。

警察はイノシシの処分はまったく手をつけないのをはじめて知った。

今朝道路管理を請け負っている業者と猟友会が話し合っていた。

処分は猟友会の担当ということになったらしい。

大きさからみてガソリンスタンドを抜けて僕の田んぼに来ていたのに違いない。

電柵をしたので交通量の多い反対方向の交差点でうろついて事故にあったのだろう。

あそこはイノシシが当分出なくなるということにして電源は落とすことにした。


一匹片付いたのをいいことに僕の箱罠の結果を確認にいってみたが成果無し。

気長に待つしかなさそうだ。




危険を察知

(20170825)




歩くことはできるので柵を見て回った。

歩数は8千歩、ぎっくり腰を発症した日は1万歩、

重い歩行用の草刈機(ハンマーナイフ)の後をついて歩いたので

相当腰に負担をかけていたんだと思う。


ハンマーナイフは80キロ近くあってついて歩くのは楽なようで運転には

石を避けたりするのに体力を使う。

ゴルフ場のようなところなら鼻歌で作業できるのだが

僕の耕作しているところはその真反対のようなところだ。


今朝の箱罠を撮った。先日柵を直した近くに置いてある。

地下式のくくり罠も離れたところに仕掛けてあるので

箱罠以外のところに置いた餌にも反応がない。

賢いイノシシだ、危険を察知したのだろうかこの周りにはこなくなったようだ。

箱罠の下の鉄筋がむきだしなのもいけないのかも知れない。

土を入れてもしばらくは警戒するのでここに入るのはだいぶ先のことになりそうだ。


右側が田んぼで柵の外側に箱は置いてあるが右側の田んぼの方に昨日は足跡あったので

悩みはさらに深くなった。


今日は朝から雨が降っている。

腰の調子は嘘みたいによくなったがここで焦っては元も子もない。

今日も一日草刈作業は休むことにする。




ビ(ギ)ックリ

(20170824)




昨日は順調に草刈作業は進んだが田んぼの異変に気がついた。

明らかに前日より新しい田んぼに被害が拡大している。

一日の被害にしては規模が大きくて足跡も大きな奴が入っている。

草を刈っているうちに入った現場を見つけた。

道路から見ていては絶対にわからなかっただろう。


昼からは柵の修理をして名人に獣道へくくり罠をしてもらった。

なんとしても獲らなければ被害は減らないと箱罠も他所から移動して近くにもってきた。

そこで異変が起きた。

箱罠を置いて中に入りトラップワイヤーをセットしていたらギックリ腰になった。


箱罠のなかで頭を下げて無用心にかがみこんだのがいけなかった。

箱罠からは這って出て鉄筋を杖に車にたどり着き家に帰った。

何とか風呂には入ったがここまでなったのは10年ぶりくらいのことだ。

21日の草刈が予兆だったのだと思う。

腰痛体操で今朝は痛み和らいで歩けるようにはなった。

今朝のパトロールでは罠にかかった様子はないが

田んぼに新しく荒らした跡がある。

今日は見えないところのあやしい柵の点検だけして腰の養生をすることにした。




トラ刈り

(20170823)




歩行式でできるところは先に済まそうと右の田んぼの両側を刈ったところで

雨が強くなった。夕方にかけて降ってゲリラ豪雨になるのではないかというところで止んでくれた。

結局昨日はここだけの草刈になってしまった。

歩行式ではトラ刈りのようになるが両側を肩掛け式で仕上げればよいので作業が楽だ。

こんな幅が広くて長い畦は肩掛け式でするとなると気の遠くなるような作業になる。


今日は朝から晴れている。順調に作業が進むだろう。




イノシシの運動場

(20170822)




昨日は借りていて何も植えていない田んぼの草刈を済ませた。

2枚あわせて千坪ある。

家の前ということもあって花でも植えればよいのだが

田んぼの中が大きな石だらけでトラクターで耕せない。草刈だけすることで地主には理解してもらっている。

これだけの面積にヒマワリでも咲けばよい景色になるが

トラクターがかわいそうで何かを植えるよう耕す気になれない。

一見平たく見えるが高低さもかなりある。

米を植える田んぼにするには相当な費用が要るだろう。

元々はほ場整備が完了したとき検査をした行政の責任だろが

40年前のことになるのでクレームということにはならないだろう。


この家の裏から柵を壊してイノシシが出入りをしていた。

家の周りにはイノシシが掘り返した跡がいっぱいあった。

サファリの中に住んでいるような感じだろう。

柵は修理したが草が長いと他のところからでも荒しに来る。

残った畦の草を刈りサッパリすれば隠れるところがないので

当分ここにはこないだろう。

今日は一番先にここの畦周りの草刈を済ませることにした。




腰痛

(20170821)




柵のかさ上げを済ませて肩掛け式で草刈を始めたが

一時間ほどして腰が痛くなった。

前のめりで歩くほどになったので肩掛け式は断念。

トラクターや歩行式でできるところを先に済ませることにした。

肩掛け式でするところを先にしたほうが草が短くて段取りとしてはいいのだが

腰が壊れては元も子もない。

今日はトラクターと歩行式でできるところをすることにしている。


この田んぼは300坪以上あるが日当たりが悪いので何も作っていない。

ただ年三回草を刈るだけである。

トラクターで刈るので時間はかからないがこんな土地が僕にはいっぱいある。

処分したいが二束三文。

こんな土地をたくさん持っていてはまったくお金に縁のないことになる。

比和の固定資産税は評価が低いので安いが積もり積もれば馬鹿にならない。

木でも植えて山林にする手もあるが田んぼは甲羅(基盤)があって木は育たない。

(重機で大きな穴を掘れば別)

あれこれ愚痴を言ってる間にイノシシ情報が寄せられた。

今日も草刈の前にイノシシ対策だ。


昨日のカープは記憶に残る試合だった。

あんないい試合だったのに読売では右下の扱い。

読売をとって40年、新聞を変えようか真剣に考えている。




柵の嵩(かさ)上げ

(20170820)




御大師さんの掃除が済んだのでヨーシ草刈と意気込んだが

新しいイノシシの足跡が見つかった。これは変だと柵を点検したらあるはある。

数箇所出入りの跡があり昨日は修理に追われた。


イノシシは柵に当たらないで完全には飛び越えない。

足をかけ柵の上側は腹をこするので注意深く点検して歩けば出入りしたところがわかる。

他所の作業でここの監視は手薄になっていた。

道路からは見えない人家の裏側は溶接が離れるほど壊していた。

あの様子では相当大きな音がするはずだが人間の気配がない留守の日の仕業に違いない。


写しているのは道路から100m以上離れていて葛の蔓が巻きついて見えにくいところだ。

左側からイノシシが飛び越えて入っていたので1.2mの柵を手前は30cm嵩上げしたところ。

昨日20mは完成したが残り20mは今日やらないと安心して眠れない。

ここを出入りしているイノシシは鹿のジャンプ力も兼ね備えたあのレジェンドが来ているのかと思う。


昨日1mも草刈はできなかった。

早く柵を済ませて刈らないと気づかないうちに草がどんどん大きくなっている。

人を雇おうと思うがシルバーさんにしても自分の草刈が忙しいらしくまったく見つからない。

間に合わないところはそのまま稲刈りに突入ということになる。




柵完成

(20180819)




昨日でこの辺りのメッシュ柵と電柵は済ませた。

既設の柵を点検したら出入りしたところが3箇所あったので修理した。

田んぼの真ん中辺りがもぞもぞしているがイノシシが踏み荒らしたところ。

画像では被害が見えないがあの周りは収穫皆無になっている。

この辺りでは6反(6000u)を借りている。

被害は2割以内に抑えられたと思う。

足跡からして小さなイノシシだがここまでなるには相当日にちがかかっている。

地主に何かあったら言ってくれと頼んでいたがなしの礫(つぶて)で

農業仲間が連絡してくれた。

イノシシは人家や道路から見えにくいところを荒らす。

水平目線で見れば一見被害が少ないようにみえる。

すぐに対応していれば被害は少なくて済んだが盆もあって何かと忙しく対応が遅れたのが響いた。


ここの田んぼは侵入経路はよくわかった。

柵も完成したので点検さえ怠らなければ来年の米作りはうまくいくだろう。


今日からまた草刈だ。

その前に26日御大師(88箇所)さんの供養があるので59番札所の掃除から始める。




穂揃

(20170818)




一番遅く植えた(6月12日)酒米の穂が出揃った。

親茎は実が入って傾きかけている。ここは日当たりが一番いいので成長が早い。

谷間の田んぼはまだ出揃っていないので酒米はここから刈り始めることになるだろう。


イノシシ柵は20m残った。今日中には完成するが

電柵で囲う所もあるので今日中作業をすることになる。

明日からはすでに張っている電柵の下草対策をすることになる。

アースして効果が薄くなるし機械のためもよくないからだ。

ロープ式の草刈機を持って刈りながら点検するので

当分イノシシ対策が終わることはない。

秋が深まると草の勢いもなくなるので下草の管理は少し軽減されると思う。


最終回になる草刈をしたいがやる気が出なくなった。

近所付き合いもあって他所と隣接している田んぼだけして僕の田んぼが続いているところは

手を抜くことを考えている。

省けるところは省いていかないと秋作業の準備ができなくなる。

秋モードになって気分も忙しくなってきた




ヒゴタイ(ぼにばな)

(20170817)




(20170817読売新聞)


昨日嬉しいニュースがあった。

家に一番近い箱罠に若いオスのイノシシが入っていた。

早速猟師にお願いして処理してもらった。

解体の所を孫にはきついと思ったが見るというので肉になっているころならと

連れて行った。

どう思ったか感想は聞いていないが勉強になったことだろう。

それにしても猟師の人には頭が下がる。

日中忙しい中3人も駆けつけてくれて解体までしてくれた。

一番美味しいというスペアリブのところもたくさんもらった。

全部ボランティア、これからも何度かお世話になる。

何かのときお返しをしないといけないと思っている。


比和にこんな場所がある。

我が家の菩提寺の慶雲寺下の休耕田に咲いている。

この時期お大師さんの掃除に行くので見るのだが綺麗な花だ。

家の近くではオミナエシはあるがヒゴタイは見たことはない。

貴重なので保存にがんばってもらいたい。


今日は一番遠くに借りている田んぼの草刈をしてメッシュ柵を完成させる。

孫は帰って盆休暇は終わった。

この時期から大型のイノシシが入れば一晩で多くの被害が出る。

当分箱罠と柵の点検に追われそうだ。


左下に捕獲頭数のが今年ようやく一つ点灯した。




秋の風

(20170816)





昨日は鉄筋13ミリを20本、柵を20枚買って来て墓参りに行き

他の事は何もしなかった。

夜になってイノシシの出没の激しいところで残留組の孫と盛大な花火大会をした。

ロケット花火は結構遠くまで飛んでいき、近くに来ていれば驚いたことだろう。

そのまま入場を自粛してくれればありがたい。

今日は孫を広島に送り届ける。

時間があれば鉄筋を切断して支柱をつくるか設置現場の現場の草刈をしたい。


天候が悪い。焼けるような暑さが戻って欲しいが涼しい日が続く。

稲は敏感に秋を感じているのだろう色が付き始めた。

稲刈りまで約一ヶ月になった。




土砂災害警戒警報解除

(20170815)




盆踊りの後降り続いた雨は朝になってようやく小降りになた。

約1m弱で堰体の上の護岸を越えそうなほど降ったが

雨雲レーダーを見るとこれからは回復に向かうだろう。


こんな雨でもイノシシは活動していた。

今日は休むつもりだったが新しい場所にイノシシ柵をしなくてはいけなくなった。

柵は少しあるが支柱の鉄筋が足りない。

製品を買うと高くつくので4m物を買ってきて加工することにした。

柵も買い足す必要がありそうだ。

毎年のことだがこの時期、田んぼの管理よりイノシシ対策に労力を取られるのは

辛いものがある。

泣き言を言っても始まらない。期待した箱罠に一向に入らないので

一歩(1m)でも先に柵を延ばすしかない。


盆ダンスはまずまずの人出だった。

高齢化の影響だろうか後期高齢者の参加が少なくて僕らから孫の世代の参加が多くなった。

そろそろ引退したいが当分現役を続ける羽目になりそうだ。




夕方の流し台

(20170814)




ソッポを向かれたソーメン流しのセットは空しいものがある。

それでも楽しいので来年はもっと早く準備に取り掛かろうと思う。




酒米の穂が出てきた。毎日観察すると数センチ伸びて行くのが見える。

下の画像は5月中順に植えたコシヒカリ。

酒米は約一ヶ月遅い田植だが穂の様子を見ると積算温度の関係で約2週間から

3週間の差だと感じている。




今日は木屋原の盆踊り、明日は比和の盆踊りと続く。

今日明日はイノシシの箱罠のみまわりだけを仕事にする。




ソーメン流し

(20170813)




一番下の子はすくい取る運動神経が付いていかないので空振りばかり

考えた末に端末で食べることを思いついた。

器が深すぎて食べにくそうだった。


夕方からも流したが隣にはBQがあるのでソッポを向かれてしまった。

大きな孟宗竹を切り出し難儀をしてセットしたので

今日の昼も活躍してもらうことにした。


昨日僕は酒米の穂肥を散布して回った。散布した肥料は260s。機械とあわせれば

平均20`を背負って歩いたことになる。

スマートホンを車においていたので正確な歩数はわからないが

昨日は1万歩に近い数字だと思う。

疲れて缶ビールはほどほどにカープが勝ったのを確認して

早々と休んだ。

盆前の日曜日に朝からブンブン草刈機を回しては近所迷惑になるので

今朝はゆっくりしている。


今日は昨日がんばり過ぎたので箱罠の餌でも入れて歩いてゆっくりすることにした。




成果無

(20170812)




イノシシは田んぼには入ってはいるがどの箱罠にも入っていない。

餌を食った跡はあるがイノシシ以外の動物のようだ。

山奥の罠の近くにはイノシシが走ったような跡があるが警戒しているようである。


この箱罠は田んぼの周りの柵伝いに来れば終点なので入る確立は高いと思うが

イノシシは簡単には入ってくれない。

手を変え品(餌)を変え辛抱するしかないだろう。


昨夜遅く遅く孫が帰ってきた。

今日は第二段が帰ってくる。

農作業は忙しいが流しソーメンでもして付き合うことにした。

恒例の花火はイノシシが一番悪さをする田んぼのところでしてもらおうと思っている。




山の日

(20170811)




出会い頭、一瞬イノシシは躊躇したが写真の方向に走り去った。

出会うであろうとカメラの電源を入れていたのに

車から出てシャッターを切ったら暗闇しか写っていなかった。

イノシシは夜に同化して見えないが

PCで拡大してみると左下から真ん中への足跡の先に薄っすらとイノシシの尻が写っていた。


先には柵があるので追い立てることはできるが田んぼに入られては被害拡大を招く。

大型だったので飛び越えたのだろう柵に体当たりをしたような音が聞こえた。

それにしても間近で見ると成獣の足は速い。

世界陸上の金メダルは間違いないと確信した。


仕事にならないので山奥に置いてある箱罠を再起動することにした。

車でいけるよう林道の草刈をして周辺を片付けないと近寄って餌を置くこともできない。

餌は米糠が一番いいと聞いたので調達に時間がかかりそうだ。

今日一日にわか猟師に専念することにした。


今日は僕の「山の日」だ。




ボランティア

(20170810)




昨日夕方僕の家から比和川をはさんだ反対側の市道の草刈をした。

ボランティアであるがこの道はよく使うので毎年僕がしている。

刈っている最中町内に二つしかない信号を避けて近道をする車がひっきりなしに通る。

蔓が巻き付いて草刈機を振り回すので車が来れば危ない。

通る人は心得たもので僕が気が付くまで待ってくれている。


実は動機は不純でイノシシ対策の一環での草刈である。

左に大きな水路があって山から水路を伝ってイノシシが来るのである。

国道の下の水路トンネルがバイパスになっていて草を刈ってみてわかったことだが

山から通ってくる獣道ができていた。

ジャングルになっていてはイノシシには快適な環境になる。

田んぼの周りには電柵をした。

国道下のトンネル(床盤コンクリート橋)に金網を張っておけば

当分このあたりはイノシシの被害はないだろう。


イノシシ対策と草刈しかしていないので

更新の話題はこの話にばかりなる。

退屈でしょうがお付き合いください。


暑中お見舞い申し上げます




メインストリート

(20170809)




先日イノシシの写真を撮ったのは空き家の間の黒い木があるところ。

今日の真夜中のパトロールではこの写真を撮っている位置で出くわした。

両側に電柵が張られているので道路を走り別のところへ行く途中かと思ったが

すでに右側の田んぼに入って荒らした後の移動の途中だった。

電柵を張ったので右端の隅からは入らないだろうと甘く見たのがいけなかった。

即補修をするのだが電柵の支柱が底を付きそうだ。

市販品は一本200円程。指を折って計算しても少々の数ではない。

4mの鉄筋を買ってきて加工すれば安く付くが

そんなことまでしていては盆返上で農作業をする感じになる。

墓掃除に行もかないといけないが先日近くで熊の目撃情報が寄せられた。

熊は田んぼの中は荒らさないので安心だが僕はサファリパークの中に住んでいるようなことになった。


伐採現場が箱罠の真上まで作業が進んだ。

これではイノシシは罠には近寄らないだろう。




電撃発生装置

(20170808)




昨日あれだけ騒いだので僕の田んぼは何事も無かった。

その代わり近くの「あきさかり」という品種が植えてある他の人の田んぼに入っていた。

近くなのに僕のコシヒカリの田んぼにばかり入っていたが電柵がしてあっては

味より実をとったということだろう。


左が市販品でよく売れているタイプ。右はネットで買った半額以下の物。

ケースは雨水が入らないよう自分で作る。

昼間高温にならないよう屋根瓦の代わりにソーラーをつけて小さなバッテリーに充電する。

1cmくらいの間があっても金属なら放電してしまうほど強力な電気を発生する優れものです。

強力といっても安全基準は守っているということなので安心している。

僕らは離れた田んぼに何箇所も設置するので安価で助かっている。

作っている人は脱サラで中山間地ではないが農業をしているようで妙に親近感を覚えている。


昨日は朝ごはんを食べてウトウト、昼ごはんを食べてはウトウト。

よっぽどくたびれていたんだと思う。

今朝は涼しくて快適なのでよく眠ったが腕も腰もどんより重い。

今日も電柵の延長をしないといけないが

最終回となる草刈も気になりだした。

酒米の肥料散布もまだだ。遅くなっては害になる。

盆前の最後のねじを巻くことにする。




野風増

(20170807)




一番被害の大きい田んぼの電柵を張り終えたのが日が暮れて午後8時前になった。

電源を忘れていたので取りに帰って行ってみたらすでにお出ましだった。

写真を撮っていたら対向車が来ても逃げる様子はない。

そうこうする内あろうことか電柵のスイッチが入っていないので

そのまま左の田んぼの中へご入場となった。

ロケット花火で追い出そうとするが田んぼの中で右往左往して運動会となった。

このままでは被害拡大になると追い出しは諦めて帰った。


今朝様子見に行ったらまだ居るではないか。

これは仕留めてもらわねばと猟友会に連絡、猟師が二人来てくれた。

が、あろうことか出現したのはこの親とも思える大物が3頭。

あっという間に高い護岸を飛び降りて逃げって行った。

このドサクサで小さいのも居なくなった。

結局踏み荒らされた田んぼと蹴散らかされた電柵が残った。


どう考えてみても小さいイノシシは集落外周を囲ったメッシュ柵の外に出た様子はない。

どこかの茂みか田んぼの中で息を殺しているに違いない。


犬の出番だが雨が降っている。

大物は一応追い出したので今日はふて寝と決め込んだ。


僕らのところは台風の影響はまったくないようだ。




今朝の様子

(20170806)




やりきれない気持ちでいっぱいだ。

午前2時前田んぼの様子を見て回った。

電柵で囲ったところにはイノシシはいなかったが昨日偵察に来ていたところには3頭いた。

耳を凝らすとシャシャ(人間ではムシャムシャ)というコシヒカリの穂を食む音が聞こえる。

人間と同じで夢中で食べていると背後に人がいても気が付かないらしい。

投げる石は草刈に邪魔になるので近くにはない。

石を調達して投げたら初めて驚いて田んぼの中を走った。

そのまま逃げるかと思えば離れたところでジッとしている。


田んぼの中に入って追うわけにもいかず車のライトを照らして時間を稼いだ。

ずっと照らすわけにもいかず少し眠っては同じ作業を繰り返した。

午前4時半夜が明け始めたので帰ったが7時前に

再度いって見たら別なところに大きな足跡を見つけた。

やっぱりレジェンドも来ている。


持っているありったけの電柵をしても足りないことになった。

買い足し毎日コツコツと延長して防衛範囲を広げていくしか方法はなさそうだ。

当然一番外側にあるメッシュ柵の点検も欠かせないだろう。


僕の田んぼになぜ狙いをつけたか。

よく観察すると穗の中は固まっておらず、籾殻はまだ柔らかいのでも食べるにちょうどよいことと

品種がコシヒカリということもあるのだろうと思う。

周りが田んぼなのに人間の観察力以上に

彼らは本能的に食べごろを判断できるのだろうと感心した。

一度狙いを付けたら電柵があっても侵入することがある。

線の距離が短い間は電圧を上げることができる。

目から火が出るほど強力にしてやろうと決心した。




偽装

(20170805)




2箇所ある箱罠をセットした。

トラップのワイヤーは葦の茎の中を通し、イノシシが警戒しないよう偽装した。

この場所はすぐ上の方で伐採作業している。

箱は移動できない。被害のある田んぼからは遠いがイノシシは一日何キロも移動する。

捕獲の期待値は低いがセットした。


イノシシの出没が穂に白乳が入りだしたので激しくなった。

今朝何キロもバイクで走って見たが僕だけの田んぼに3箇所入っている。

出入りの場所はわからないまま被害の田んぼだけ電柵を張ることにした。

イノシシは一匹だけではない。夜出会うイノシシは大小さまざまだった。


やらなければならない作業はあるがイノシシに当分振り回されそうだ。




失火

(20170804)




ガソリンスタンドの右の壁の角から防草シートを張った隣地の境界沿いに電柵を張った。

左の国道の歩道沿いにはガードパイプに支柱を固定して

イノシシからよく見えるようステンレスの線を張っている。

立ったりしゃがんだり普段より違う筋肉を使ったので今朝は体がダル重い。

朝は涼しいのだが6時頃から日があたり温度がぐんぐん上昇しているのもあるのだと思う。


事件があった。

画像には写っていないが田んぼを整備した時の記念碑がある。

草ぼうぼうなので僕が刈っておいて昨日火をつけた(画像左の真ん中黒い部分)。

結構いい火になってスタンドの店員も心配そうに見ていた。

そこに救急車が通っておとがめなしだったがそこから事件は起きた。

何も言わなかったのは消防車でなかったからかもしれない。

火が下火になったころ近くのおじいさんがやってきて回覧板を家に置いたとのこと。

「わしもはよう枯れ草にひをつけにゃあいけん」と帰っていった。

しばらくすると火を付けたのがわかった。

時間が経って目を凝らすと黒い煙があがり大きな炎になった。

車が燃えている。異常に気づいた近所の人がバケツリレーをしたがどうにもならず

消防車の出動となってしまった。

車とはあんなに燃えるんだと間近に見てしまった。

人家との距離はあったが国道脇の空き地。

消防車・パトカー数台、通勤など往来の車、さらに野次馬まで来て騒然となった。

他人事とは思えず意気消沈している。


今日は昨日できなかった箱罠のセットから仕事を始める。




炎天下の炎

(20170803)




3回目の草刈を丈が短いうちに着手したいが

長かった2回目に刈った草が邪魔になる。

表面は枯れて乾いているが下側は生乾きや腐っていて燃えにくい。

一度上下を反転させ時間をおくとよく乾いて燃えるが

僕には膨大な量があってそんな余裕はないので

そのままバーナーで燃えるところだけ火をつけて歩く。

日が落ちると燃えにくくなるので日中汗を大量にかきながらする作業になる。

そのためか昨日最高気温だということだったが今朝はどういうわけか涼しかった。

9時を過ぎても曇っているので快適だ。

体が暑さに対応してきたのかと思う。


草刈は短いうちに刈り始めると作業が楽で刈った草も処理しなくてすむのだが

今朝ガソリンスタンドの裏でイノシシの偵察しに来た跡があった。

今日はスタンド周りのイノシシ対策を優先することにした。


休みたいと思うがイノシシが休ませてくれない。

恨みを晴らすには捕獲が一番。箱罠を再会することにした。




葛(くず)かずら

(20170802)




イノシシ柵には蔓性の植物が好んで巻きついてくる。

柵全体で大げさではあるが3分の一ぐらい覆われている。

中でも葛かずらが一番多く、伸びてくれば内側の草刈にも支障をきたす。

根は貴重なでんぷんが取れるそうだが僕らは食べたことはない。

葛根湯といえば皆さんよく知っている。

これがイノシシの大好物なのはいうまでもない。

ここは道路の近くでイノシシが出入りしていればすぐわかるが道路から遠いと

柵が破られているのが見えない。

昨年は裏側で暮らしていたというようなこともあるので

昨日は点検がてら除草薬を散布して歩いた。僕は枯葉剤作戦と名づけている。

百姓のためとはいえ嫌な名前をつけたと思う。

この場所は散布して3日経っているのですでに枯れ始めている。

20gの水和剤を入れた動噴を背負って歩くので結構な運動量になる。

痩せればいいのだが燃料を補給するので「元の黙阿弥」になった。


破られたり飛び越えたようなところはなかったが

イノシシの糞が新しいのも古いのもある。何処から来るか見当も付かない。

謎が一層深まる結果となった。




鮎網解禁

(20170801)




昨日は警報が出てかなりの雨量があった。

こんな日は田んぼの水は当てないので朝のパトロールはしない。

涼しいので新聞を読んでゆっくりしている。


今朝は鮎漁の網の解禁日で

朝早くから川の方から人の話し声がして賑やかだ。

たて網(刺し網)を入れたり投げ網を使うのでこの日を境に鮎は激減する。

僕は組合員でないので網の権利がないからではないが

鮎漁はあまり興味を持たない。

子供の頃から川で遊んだので飽きたのかもしれない。


鮎を筆頭に魚資源が減ったので組合員株が値下がりしているという。

自然保護の観点から株の取得はしておいたほうがよいのかなと思っている。


下流から入り上流に向かうとぼくの家の前の堰で鮎は行き止まりになる。

意外と堰体の下でなく水の落ちている人の後ろ側の白い泡の中にいたりする。

この組は投げ網だけのようだ。

望遠レンズで見ると手に持っている網袋にはあまり魚がいない。

かなりの釣り人が来たが釣れていない。

鮎が育たない環境にいつからなったかは知らないが

クーラー一杯捕れたころが懐かしい。


今日はイノシシの跡を見るのも草刈も嫌になった。

お疲れのようである。

機械の整備でもしてすごそうと思う。



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