米作り工程表を紹介します
米造りは、種籾の準備から始まる
種籾は約4日間約12度の水に浸透し、
積算温度が100度になると水温を32度に上げ、
1日をかけて発芽させる。
下は酸素不足にならないよう水を循環させる水槽。ヒータも付いている。
4月中旬に種まき。
約500枚の苗箱の種まきは半日かかる。
床土入、播種、灌水、覆土まで中央の機械がやってくれる。
1回の種まきに5人以上の手伝いが必要。
一家総出、親戚や友達の応援をお願いする。
8人以上で一気に撒いて行くのが、
疲れないで早く済ますコツだ。
並べて芽を出させ、徐々に緑化を行い、田植えを待ちます。
春になったら堆肥を撒いて土作りをします。堆肥が入ると米が
美味しくなります。現在は竹粉を使用することもあります。
堆肥を撒いたら大急ぎで荒越し(粗お越し)
水を入れ代を掻き、田植えの準備ができました。
5月中旬から6月にかけて田植えをします。苗は緑化から20日
以上経過しています。
8月最初ごろの田んぼ。稲穂が出揃っている。
この頃からイノシシとの戦いが始まる。
集落中に張り巡らされた電柵。
触れたら肩こりが一発で治るほどのショックがある。
今では昼間でも電気が入っていることがある。
試しに触ってみることを勧めるが、心臓の弱い方は
大変危険なので絶対挑戦しないこと。
電気ショック発生装置。これ一台で数百メートルカバーできる。
最近注目の竹粉肥料。植物がよく育ち味も良くなると
評判だ。野菜の畑にも良くつかわれる。
9月中旬からコンバインで刈り取り。脱穀した藁(ワラ)は後ろのカッターで
細かく裁断する。
刈り取り後、乾燥して玄米にします。右が選別袋詰め機。
くず米を取り除いて袋詰めして30sになると自動でシャッターを閉じ、
袋を取り換えるよう指示してくれる。
中央手前がもみすり機。もみを玄米にしてくれる。
奥にあるのが乾燥機。乾燥機は大型と中型の2台を据えている。
害虫被害にあった着色米や、シラタ、茶米などを除去してくれる機械。
コンプレッサーとセットで200万円以上するが、
飲食店などで使ってもらう米は品質が大事なので、飲食店に販売する農家には必需品。
近年カメムシ被害が増加しているが、農薬を減らすのにも一役かっている。
色選機からはじき出された米↓
カモの餌などに使ってもらってる。
出荷検査場
ライスセンターなどの場所で各農家の米が集められ品質の検査が行われる。
そこで栽培履歴票の提出が求められる。