畑シメジ
(20160930)
ばっちり大きくなっていた。
卵とじのお汁と炊いた2種類の料理でいただいた。当然両方になすびがお伴をする。
美味しくて堪らないというほどのものではないが
一年ぶりの食感は市販のものでは味わえない贅沢な味だ。
道の駅で畑シメジといって毒キノコを売ったという記事があった。
僕も家の前で発見して食べた時は勇気がいった。
道の駅も自分の腹で実験してから販売することをお勧めする。
籾摺りは初日なので軽く済ませた。最初からハイペースにすると寝言を言うぐらい疲れるので
徐々にペースを上げる。今日も雨予報なので2時間ぐらいで止めておく。
それにしても30sは前にも増して重く感じる。
去年の保留米が綺麗に底をついた。今から精米に行き新米を味わってみる。
最近は冷蔵庫保存するので一年中ほぼ同じ品質を保てるが
新米に変わったとたん色艶といい味も格段に違うのがわかる。
半日漬けおいてから炊くので味わうのは昼ごはんになる。
乾燥機内の籾摺りが全部終わっていないので収量がどのくらいかも気になるが
昼ごはんももっと気になる。
乾燥調製プラント
(20160929)
乾燥調製プラントは完成しているが雨脚が強くて米を運ぶパレットが
濡れてはいけないので初籾摺りはおあずけにしている。
今日も雨予報だが乾燥機の中を空けないといけないので今日はどうでも籾摺りをする。
それにしても平年に比べ異常な事態になった。
平年なら町内の稲刈りの進み具合はこの時期7〜8割は済んでいるはずである。
僕らは晩生なのであまり心配していないが早く田植をした人は空模様が気になって仕方がないだろう。
新しい台風も発生した。雨だけは勘弁してもらいたい。
写っている機械にはそれぞれモーターがついている。
籾摺りをする時は使わない乾燥機を除いて全部の機械が稼働する。
農事動力契約の基本料金は結構高いが使用料はフル稼働しても知れたものだ。
さっさと稲刈りが終われば契約解除が早まるのだが今年はそうは行かなくなった。
比和の稲刈りのピークが10月に入るのは珍しいことだと思う。
去年はこの頃香タケが生えていた。
場所を知っている人はナバ取りが忙しいのかも知れない。
僕の家の前にある秘密の場所に畑シメジの芽があった。
この雨で大きくなったいるだろう。
一年ぶりの味にありつけそうだ。
もみ殻運搬
(20160928)
もみ殻を運搬する箱を新しいトラクターに取り付けた。
トラクターのシャフトを回すと箱の下側がコンベアーのように回ってもみ殻を均一にまく仕掛けだ。
32馬力の時は自分で装着していたがやり方がわからなくなってクボタの人に来てもらった。
部品を外したのを忘れていたのだからだいぶん耄碌したと実感している。
クボタ仕様になっているので組み上がってしまえばあーそうかとなった。
着けてもらったが前のキャスターが浮いている。
シャフトの位置が少し違っているようだ。
シャフトの位置はこの状態から変えるのはすぐにできる。
出荷袋を40袋(20俵)籾摺りをすれば箱一杯になって田んぼにばらまきにいく。
田んぼの中で山にして燃やすと大量のリン酸を一か所に供給したことになって
コシヒカリは倒れることになる。
ヒエの種も一緒にばらまくことになるのだが
僕はゆっくり分解する有機堆肥として田んぼ全面に返すことにしている。
分解するとき余分な窒素も消費してくれると何かの本に書いてあったと思う。
ヒエの種は別として田んぼのためにはいいことだらけだ。
今日の天気予報は80%の降水確率。
稲刈りは完全にできないことになったので乾燥機に溜めている籾の籾摺りをする。
刈った時の感じとしては平年作だったが
今まで収穫した面積がおおよそわかっているので収穫量が確定する。
今まで刈った所はイノシシ被害が少ないので平年作だと思う。
結果を見るのが楽しみな時でもある。
色選機
(20160927)
色選機の異物や不良米などを弾くところを写した。
上から玄米が落ちてきて強力な光を当て瞬時に判断して圧縮空気で
吹き飛ばす仕組みだ。毎時2トンの能力がある。
この画像では単純な機械に見えるが中身はロボットのような基盤と配線がしてある。
モーターも組み込んであるのでキャスターなしではまったく動かすことはできない。
最近は道の駅や特産市場では色選処理をしていないと米の販売はしてもらえないそうだ。
乾燥機→籾摺り→石抜き機→第一選別→色選機→第二選別→計量袋詰が去年の
工程だが今年は石抜きは省くことにした。
コイン精米では石抜きはついているので自宅精米する人だけ出荷前に石抜きをすることにした。
石抜き機を省いただけでも場所が広くなった。
昨日は天候が持てば稲を刈る予定だったが昼から雨になった。
今日は刈れそうだが明日からまた天気は下り坂のようだ。
気持ちは焦るが天候次第なので諦めるしかない。
今日は午前中イノシシ柵を要所に置いていく案内をする。
毎日忙しいことだ。一日があっという間に過ぎる。
10月から12月までは行事満載。
今年の冬は遊んで歩きたい。
獺祭
(20160926)
ホークリフトがパンクしたので貸してほしいということがあって
お礼に獺祭という酒をいただいた。
これは貴重なもの流石に美味しいと飲んでいたら
説明書に「酔うためでなく味あうための酒を求めて」と書いてあった。
グビグビと飲むのを止めたのは言うまでもない。
山田錦という酒米を2割3分まで磨いて作った酒だそうだ。
僕が知っているのは3割だった。
山田錦に挑戦したいが僕のところは標高が高すぎる。
もう少し温暖化が進んでからでないと栽培適地にはならないだろう。
僕の作っている酒米は八反35号という品種で
この八反を何割精米して作ったという表示をした酒は見たことがない。
僕が作っている八反は心白(中心の白いでんぷん層)が小さくて精米度を上げることができるらしい。
東広島市西条の酒屋さんで使っていただいているのはわかっているが
どの大吟醸酒になっているのかは知らない。
西条に賀茂泉というメーカーがある。社長は「前垣」とあった。
SNSで連絡したが5代遡っても他人とわかった。
お酒で繋がっているのは何かの縁かも知れない。
ぬた場
(20160925)
僕の田んぼの周辺の稲刈りが始まった。排水している田んぼは
数日待っても状況は変わらないので無理やり田んぼに入った。
案の定ぬかるみ状態、脱出困難一歩手前まで何度もなりかけたがなんとか刈り終えた。
黒く轍になった所が難儀したところ。この写真では実際に運転した人にしか悲惨さは伝わらない。
意外だったのは手前のポンプアップしたところが硬かったことだ。
大きなコンバインが田んぼの中で悪戦苦闘しているので
僕の家の近くにあるJAライスセンターへ籾を持ち込む人達の注目の的になった。
普段なら2時間もあれば楽勝な面積、機械に乗っていれば済む仕事だが
今朝は一段と疲労感が濃い。
昨夜は排水しなかったので水があふれて田んぼに入っている。
排水作業をしていなかったら昔ながらの手作業になっていたことだろう。
来シーズンは湧水対策をしっかりして臨みたい。
籾を乾燥機に入れると水分19%。天候がよかったのもあるがこの水分は少し刈遅れの感じだ。
残りのコシヒカリが2.2f、いよいよ稲刈りと乾燥調製の自転車操業が始まった。
コンバインの刈取り部と籾タンクを開いエンジンオイル8g、ミッション兼作動油は10gを交換した。
フィルターも3種類あって大変な仕事だった。
当分の間オイル交換は考えなくてよくなっただけでも気持ちは楽になった。
今日も乾燥機に入るだけ稲刈りをする。時間があれば籾摺りをしてコシヒカリ第一号を
精米して味わってみる。
この画像から見て車体に比べクローラーゴムの幅が広いのがわかる。
前のコンバインなら昨日の状況で田んぼに入ったら確実に埋まっていた。
排水
(20160924)
乾燥調製プラントの掃除や排水、電柵のメンテナンスで右往左往している。
排水は2時間ごとに10分以上することになるのでポンプを2台にして
付き張っている時間を半分にした。毎分200リットルは排水するので排水が5分で完了する。
ここの流入量は単純計算で毎時0.5トン2時間で1トンの計算になる。
夜中の排水は発電機とポンプを回しっぱなしにはできないので3時間ごとに排水する。
寝坊しても畔を越えて田んぼの中までは水が来ていない。
畔の高さまでに水位がくると水が浸みだしてこないようだ。
それなら排水しなくていいもんだが地下水位が高いと田んぼが乾かないので
止めるわけには行かない。
夜中の排水作業中は車で田んぼを見て回る。
イノシシと遭遇するが追い払っても車が通り過ぎれまた戻ってくる。
稲を刈り取ってしまうことが最大の対策ということだろう。
今日田んぼの中を歩いてみて何とかなりそうならこの田んぼの稲を刈って
イノシシが今一番攻めているところに早くたどり着いて稲を刈りたい。
イノシシはともかく排水作業からは解放されたい。
超湿地用コンバインの見せどころだがキャタピラーに泥をかむのが一番情けない。
ひどいときは軽トラ一杯の土をかき出したことがある。
これだけは避けたい。
玄米選別機
(20160923)
右の筒の螺旋が中心で反時計回りに回って玄米を上に押し上げながら遠心力で
外側の網に押し付け、
外側の網が時計回りに回って屑米を外側に遠心力で弾き飛ばす。
下から上に上がった時点で正粒だけが秤に置いてある袋に入るようになっている。
普通の農家はこの工程一回で玄米を袋詰めするが
僕は機械の前にあるもう一台の選別機で二度目の選別をして製品にする。
その間には色選機も置いているで検査ではいつも特等になっている。
自慢の製品に錆が入っては元も子もない。しばらく籾を通して錆が落ちるのを待つ。
昨夜は久しぶりの深夜のパトロールをした。
案の定イノシシが出て電柵の外で土を一生懸命掘り返していた。
しばらくにらみ合いをしたが山に帰っていった。
イノシシの被害は農作物だけでなく人家の近くまで及んでいて水路が埋まったりしてほっておけない
事態になっている。
高齢者が多いのでその復旧もままならない。
収穫作業が済んでも猟期が始まるまで当分イノシシの天下は続くだろう。
今年はイノシシ柵を集落中に設置するので気が遠くなるほど忙しいだろう。
釣りにでも行って見たいがとても無理なようだ。
追い打ちをかけるようにキノコ発生の情報も出てきた。
稲刈りには3日程度の好天がないと田んぼが乾かない。深夜にも小雨が降っていた。
乾燥調製プラントの準備をしながら天候回復をひたすら待っている。
錆落し
(20160922)
イノシシは山の食べ物のところに帰ったと思っていたら
今朝連絡があった。
電柵を切り田んぼに入っていると。
電柵は修理しておくがなんともしつこい奴だ。
昨日狩猟者登録の申請に行った。猟期が本格的に始まればアイツを
一番先に「しごーして」(やっつける、捕まえるの意)くださいと猟友会の会長さんにお願いしておいた。
玄米を選別する機械が錆びついている。玄米が触れるところなので
ブラシをかけたり薬品処理はできない。
考えたあげく籾を通してみることにした。
籾が通るところは鋳物でも摩擦で減っていく。
シーズン後の保存に油が塗れないので
この方法が上手くいくとメンテナンスが大変楽になると思う。
うらめしい雨がまた降りだした。
コケヒカリ
(20160921)
数少ない倒れていないコシヒカリの田んぼ。
真ん中あたりの色が少し赤い。
病気になったのかと行って見たがそうでもないようだ。
早く刈れというサインかも知れない。
どの田んぼも水が一杯だが特別なことをしなくても水は引いていく。
家の前の田んぼは道路の排水が入り一時間に一度排水をする。
水が切れるのが一週間は見ないといけないだろう。雨が降らないことを願うばかりだ。
来シーズンに向けて
暗渠排水をするのがいいか池を掘って土手を作るか思案中だ。
今日はコンバインの整備が途中だったので
オイル交換をして各部に注油する。
交換時期から20hrオーバーしたが影響はないだろう。
乾燥調製機械の整備も残っている。
今日も忙しくなりそうだ。
コケヒカリ
(20160920)
台風が四国沖を通過している。
ちょうど僕らのところは雨雲が切れて小康状態になっている。
風もたいしたことはない。
僕が今年から管理している最下流のコシヒカリが今回の雨で倒れた。
ここを含めてコシヒカリ約1haが倒れたことになる。
コシヒカリは水没しても発芽しにくい特性をもっている。
倒れるがため授かった品種の特性と言ってもいい。
早く雨が止んで水が引いていくことを願うばかりだ。
秋雨前線や台風で天候はよくないが稲穂は時間とともに熟れ色がついてきた。
積算時間という稲の体内時計が働いているんだと思う。
早く刈ってくれと言わんばかりだが雨が止んでも当分稲刈りにはならない。
天候次第なので焦らないことにしている。
今日の仕事は乾燥調製機械の清掃や整備から始める。
晴れ間
(20160919)
朝、一瞬ではあるが陽がさした。川の水が少し澄んできた。
県の南側は相当降ったようだ。
この辺は100ミリを超えたあたりで雨脚は弱まった。
このまま雨が上がってくれればありがたいが台風が来るのでそうは行くまい。
土曜日の雨の中の稲刈りで風邪をひいてしまった。
深酒をしたのも堪えている。
明日まで雨予報。ジタバタしても始まらない。
今日はゆっくり休むことにした。
水没
(20160918)
朝になっても警報が出たままだ。一生懸命排水した田んぼは元に戻ってしまった。
また一から出直しだ。
当分雨の予報だが小降りになれば排水作業を再開する。
昨日の親戚の稲刈りは急きょ準備をして正午から40aを3時間で済ませた。
コンバインの移動は重くて大きいので自動車を積むキャリーカーを借りる。
親戚の近くで僕の一番遠くにある小さな田んぼは通り道なのでついでに稲刈りを済ませることにした。
刈り始めたらポツポツと雨が。
だんだんひどくなったがこの場所にまた来るのも大変なので一気に済ませた。
雨の中順調に刈っているようで実はコンバインにとって最悪のコンディションだ。
籾の選別も悪く田んぼの中に籾をまき散らしたようなことになってしまった。
コンバインの籾詰まりにならなかっただけでよしとしよう。
水分の多い籾は選別網や螺旋(らせん)の摩擦を大きくしてトラブルの原因になる。
雨の中、籾を乾燥機に張りこみ終えたのは午後7時を過ぎていた。
摩擦抵抗が高いので乾燥した籾に比べ張りこみ時間はより長くなる。
刈始の雲行きで中止を決めればよかったのだがこれだけ雨が降れば一週間以上
稲刈にはならない。無理をしてでも刈り取ったのは正解だった。
乾燥機に入れてしまえばもう一安心だ。
当分稲刈りにはならないので後はじっくり乾燥調製の準備をしていけばよい。
コケヒカリ
(20160917)
台風が来る前に一刻も早く刈りたいがまだ青い。
この状態なら今のコンバインなら楽勝で刈れるが台風通過の後で
さらに倒れた稲を刈るのは想像しただけで重苦しい雰囲気だ。
町内のコシヒカリが刈り取り適期を迎えた。
どこの農家も田んぼにコンバインを並べて露が落ちるのを待っている。
僕のコンバインは飲み会をしてる間に元に戻してもらった。
今度は手順通りにしてオイル交換をする。
これを書いてるうちに
台風前に至急稲を刈ってほしいと連絡があった。
雨が降れば一週間は田んぼに入れなくなる。
オイル交換は後回しにして稲刈りに行きます。
ウコンドリンクを飲んどけばよかったと反省している。
そこまで飲んでしまうのが問題なのだが止まらないので仕方がない。
今日は汗をしっかりかくことにする。
大型冷蔵庫
(20160916)
冷蔵庫はホークリフトで移動してプラスチックパレットの上に置いた。
柱の裏に据えるため横移動するので下に丸鋼管を敷いている。
右のジャッキで持ち上げて木製パレットを引き抜いたとたんジャッキのオイルが漏れてスクラップになった。
30s近くあるので捨てるのも大変だ。鉄くずやさんが来てくれればありがたいが
鉄が安いのか最近は見かけない。
大型ごみに持って行くしかないだろう。
この冷蔵庫には30s袋が50袋入る。古い型で電気を多く使うと思うので
ネズミ対策として冬の間だけ使うことにしている。
コンバインの整備に取り掛かった。
油圧やミッションのオイル交換は刈り取り部をオープンしないといけない。
マニュアルを見ながらやっていたが順番を間違えて
にっちもさっちも(抜き差し)ならなくなった。
問い合わせるとあの部分はだいぶ慣れないと一般の人には難しいとのこと。
壊してはいけないので時間を見て診断をしてもらうようお願いしている。
本日「ノラの家」の飲み会に呼んでもらった。
土日はカフェをするということなので金曜日の昼間の飲み会になったらしい。
ご主人には僕の家の冬景色を書いてもらった。
奧さんの木工も素晴らしい。
夫婦で庭のガーデニングをされていて
自分の飲み物と料理を一品持って行くのが習(なら)わしだそうだが僕には米しかない。
親戚に香茸ご飯をするというので炊いたご飯を提供することにした。
今日は飲み会で一日お休みです。
オイル交換
(20160915)
コンテナはやっとの思いで移動させてトラックに積み込んだ。
ここに冷蔵庫を持ってきて据える。
結構な大仕事だった。
柱のボルト補強は20cm以上の穴を空ける必要がある。
道具がないので購入することにした。
道具から入るのは悪い癖だが次に使うことがあるので仕方のない出費になる。
トラクターとコンバインのオイル交換時期が来た。
大型農機具のエンジン・ミッション・油圧オイルの最初の交換はフィルターごと50Hrになっている。
トラクターのミッション(油圧兼オイル)は40g以上なので営業所まで持って行き交換してもらった。
エンジンは両方とも10g未満なので自分で交換する。
廃油は営業所に持って行き捨てさせてもらっている。
今年のオイル購入は10万円になった。
全部依頼したら相当な金額になるだろう。営業所が近いから自分で出来るのは
経費節減になっていると思う。
台風が過ぎると一気に稲刈りモードに突入できるよう準備を進める。
何も機械トラブルがなければよいが使ってみないと分からないことがある。
毎年一年生から始まる。
撤去
(20160914)
コンテナの上にトタン屋根をしていたので引きずり下ろした。
分解してトタンはイノシシ柵の目隠しに木材は再利用する。
一番右側の柱はコンテナを置くとき邪魔になってチェンソーで切ってコンテナの天井から支えるようにしていた。
冷蔵庫は幅が狭くて収まるのでこの柱を復活しなければならない。
切った柱はあるが全くの素人の僕にはくっつける手段が見当たらない。
左側に間伐材で作った柱を当てボルトでガッチリ縫うことにした。
積雪があっても十分強度はあると思う。
コンテナを引き渡し冷蔵庫を据えて屋根をつければ完成するが
トタンやボルトの買い出しにも行く。
一人の作業ではなかなか進まないと感じる。
昨日イノシシ柵の支給が決まった。総延長4q分が9月末に届く。
工期は1月末。農作業が済んで雪が降るまで実質一か月しか作業期間がない。
12月初旬までに完成させるつもりだ。
自然栽培のところに設置した柵の高さは1m。今回支給分は1.2m。撤去しないでそのまま
設置していくことにしている。。
目隠しトタンに二重の柵、飛び越える対策は別として
来年からは落ち着いて自然栽培に取り組める。
鉄は錆びるとしても僕の稲作リタイヤまではイノシシから守ってくれるだろう。
それにしても忙しくなった。
排水
(20160913)
昨夜深夜まで断続的に雨が降った。一時強く降って
家の前のコシヒカリは完全に倒れかかっている。
細心の注意を払ってもこうなるのだから、耕作復帰した田んぼは無肥料でも倒れるのは
結果を見るまでもなく明らかだった。
今年の最大失敗といっていいだろう。あの田んぼは来年もコシヒカリの栽培は危ない。
今からでも植える品種を考えておこう。
今朝は晴れている。2か所を掛け持ちにバイクで発電機を移動させ田んぼの排水作業をしている。
雨が降っても排水しておけば乾きが早い。
コンバインが入れるようになればこの田んぼから始めることにしている。
米の保管に使っていたトラックコンテナを大きな冷蔵庫にした。移動して冷蔵庫を据えないと
作業小屋の整理が始められない。
小屋と一体になるようコンテナの上に屋根を付けている。
排水作業が済めば僕の俄(にわ)か大工の始まりだ。
廃棄は高くつくのでもらってくれる人を探していた。
使い物にならないがネズミよけ倉庫くらいにはなる。処理費用が掛からなくて助かった。
コンテナを動かすと15cm角の柱が必要になる。
買って来れば早いのだが雪害で折れたヒノキの丸太があるので使うことにした。
稲刈りを目前に準備の焦りもあるが結構楽しい仕事だ。
巨人は強かった
(20160912)
柵は修理したがイノシシの被害は収まらない。
堪らず支柱をかき集めスパンを長くして最後の電柵を張った。
この場所の稲刈りは今月末になる。電柵を張っていれば人里の近くなので
侵入してもあまり長居はしない。一応安心していられる。
作業中ポケットラジオで野球中継を聞いた。
19歳新人が投げたがぼろくそに打たれた。
この新人はプロの恐ろしさを感じたことだろう。
今回をきっかけに大物に化けるかもしれない。
将来が楽しみだ。
一番最初に刈る田んぼの排水はようやく水が切れて乾き始めた。今週は当分雨模様だ。
大雨にならないことを祈るばかりだ。
水たまりにオタマジャクシやドジョウがいるのでまず鳥が来る。
水がなくなればタヌキが来る。
タヌキは土を掘り返してドジョウを食っている。
最高のごちそうだったようだ。
優勝おめでとう
(20160911)
気分上々、体調不良。しばしイノシシを忘れた。
体調は燃料の入れすぎが原因だが少々頭が痛くても起きている。
町内の稲刈りが始まった。
優勝が決まったので準備を始めなければならない。
今日の作業は子供がプレゼントしてくれたこの服でする。
ちょー目立つがそんなに違和感はないと思う。
M1
(20160910)
つる草に覆われたところの5ミリの鉄線を突き破っている。
人間の手では大まかにしか直せない。
予備の柵を持ってきて補強しておいた。
朝のパトロールで昨日と同じところを写した。
何もないようだが反対側にいけばこの田んぼの一割が収穫不能になっている。
正面竹藪の下に遺跡のようになっていた箱罠を復活させるため
作業に行ったとき高い位置から田んぼを見たので全容が分かった
この辺は被害が少ないのでラッキーだと思っていたがそうは行かなかった。
道路から見たのでは全く知る由もなかった。
田んぼはぐるりと見て回るのが基本だがそれをしていては日が暮れる。
大規模化はどうしても基本がおろそかになる。
ここの田んぼは連続して4枚1haがある。僕のドル箱と言っていい。
電柵をして守るためには草丈を5cmにして
約300mの草刈りをしなくてはいけない。
元を断てば手っ取り早いのだが穴は修理してもどこから飛び越えてくるのか
全く分からない。
今日は昼から雑用がある。草刈りだけを済まして様子を見ることにした。
今日の東京ドームは黒田先発で始まる。
打線の援護点がどれだけ取れるかにかかっている。
打線の奮起で巨人の目の前で胴上げをしてくれることを願っている。
M1
(20160909)
カープの優勝は今日以降に持ち越された。
できれば明日、東京ドームの巨人の目の前で決めてもらいたい。
今朝のパトロールで年寄りに呼び止められた。
庭先をイノシシに掘り返されて水路が埋まり雨が降ると大変なことになるとのことだった。
僕はこの周りで2haの稲作をしている。ここは僕の担当ではないがまんざら知らん顔は出来ないので
柵の点検をして修理しますと言っておいた。
人家の前だが年寄り一人とあなどっているのかもしれない。
こんな掘り返しが点在している。被害状況をみればとても一匹の仕業ではない。
自然栽培の田んぼの裏になるのであそこで姿を見せないのは
ここにきているからだろう。
僕の田んぼの畔に獣道が前の山に向かってついている。
朝露が払われているので昨日のことではない。
市道を挟んで後ろの田んぼは荒らしているが
この田んぼには何もしていない。
今日は侵入口を探して修理することにした。
M2
(020160908)
とうとうカープはここまで来た。今日で優勝が決まるかもしれない。
今日がダメなら10日からの東京ドームになる。
東京のカープファンには申し訳ないが今日のマツダスタジアムで決めてもらいたい。
夜半から降った雨がようやく小降りになった。
家の前の田んぼは穂が重くなったのだろう、雨にたたかれて倒れ始めた。
この田んぼは電柵だけでイノシシの侵入がない唯一田んぼだ。
コシヒカリの田んぼとしては倒れ具合からして非常にいい感じだ。
ただ水路からの水漏れで田んぼに水が溜まっている。雨が止み次第排水作業を始める。
ここ以外の田んぼの電柵は倒されたり線を切られたりしている。
至急に修理はしたが困ったことだ。
電気は痛いが電気では死なないことを覚えたのかも知れない。やっかいなことになった。
M3
(20160907)
猟友会の飲み会は楽しかった。あのイノシシを獲るために
猟期が始まると勢子(追い子)で参加せよと命令があった。
2年連続の被害を晴らすため必ず行きますと約束した。
イノシシは出張中で必ず戻ってくる。
一日に何十キロも移動するので予想以上広範囲に活動しているとのことだった。
気になるのは熊と鹿の目撃情報があることだ。
箱罠にも大きな熊が入ったとのことだった。
昔はこんなことはなかった。田舎とは住みにくいところになったと思う。
蕎麦の花が咲いている。米・牛に続く第三の町の農産品だがこの風景は集落で2か所しかない。
比婆牛というブランドがあるが僕の集落で飼っているのは一人だけだ。
特産品にしてはあまりにも少ないが高齢化と兼業農業では仕方のないことだ。
この場所は右側に国道・加島建設があって、正面左の山の裏あたりが僕の家になる。
今日は集落のグランドゴルフがある。
雨の予報なので飲み会だけになるかもしれない。
カープの優勝は明日以降になった。明日はアルコールを抜いて
優勝に備えることにした。
悩ましい
(20160906)
雨が降るたび倒れていく。
連続の台風は大した雨もなくこの程度で助かっている。
北日本では記録的な災害となっているが
西日本は今年、ラッキーな年といっていいだろう。
毎日このままでいてくれと願うが雨が降らなくても自然に数ミリ単位で倒れていく。
悩んでいても始まらないので大豊作になったと気分を入れ替えて過ごすことにした。
精神安定剤を服用したようで気分は随分楽になった。
あれほど波状攻撃してきたイノシシの気配がなくなった。
秋の恵みは山奥から始まる。
近くにある早生の栗が落ちていたのでイノシシは栗拾いに行ったのかと思う。
米より栗の方が随分ごちそうのはずだ。
今日猟友会の懇親会に呼んでいただいた。猟友会なのでイノシシの話が中心になる。
よその状況尋ねて僕の考えが当たっていれば今年の攻防は山を越えたことになる。
家の前の田んぼの排水作業をしているが水路から漏れた水が地下水となって
ポンプで汲んでもくんでも湧き出てくる。
このままやけくそで稲刈りに突入するか重機を持ってきて掘り返すか
これも悩ましいところだ。
M4
(20160905)
台風の影響は小雨が降っているが全く影響はない。
100ミリの予想だが少ないだけ助かる。
ドジョウを獲って遊んでいた田んぼの排水作業を昨日から始めた。
重機で穴を掘った所に水中ポンプを入れ排水する。
もう一か所あるので水位が下がれば移動を繰り返し水が集まってこなくなるまで繰り返す。
雨が降っている間はしないが止んだらすぐに始めることにしている。
僕のコンバインは湿地対応なのだが代掻きをしたようなところでは悲惨な目に合う。
田んぼを根本的に直すには暗渠排水をするか大型ダンプで土を運んできて
低いところを埋めるしかない。
雪が降るまでに田んぼが乾けば島根県奧出雲の良質な真砂土を運んでもらう計画にしている。
草刈りは残っているところがあっても電柵以外のところは止めにすることにした。
マジックが減ってマツダスタジアムにカープが帰ってくる。
8日には優勝が決まるかもしれない。優勝したら秋作業の準備を始めることにしているので
排水作業とイノシシは別として準備を始める前に休むことにした。
亀の話だが今日の読売新聞に外来種の記事が出ていた。
日本古来のイシガメは98万匹、外来種は800万匹だそうだ。
そんなに希少種になっているとは知らなかった。
比和での交通事故は見たことはないが市内周辺の道では亀が横断して
事故にあっているのをよく見かける。
交通量の多い中歩いている亀を助ける人を見たことがある。
心和む一瞬の出来事だった。
あの人は竜宮城の招待があったかもしれない。
竜宮城
(20160904)
ブロックのところには谷川のように電柵を張っておいた。一度電柵に触れたイノシシなら
電気を通さないでも駆け上がる気にはならないだろう。
僕らも日中電気が来ていないことが分かっていても
修理などで触る時は躊躇する。
昨日の草刈りは快適だった。汗は出るが曇っていて風が吹いて気持ちよかった。
順調に草刈りをしていると草むらが動いた。
何かいる!とっさに草刈り機を止めじっくり見たら亀だった。
硬い甲羅でも回転する刃にはひとたまりもない。
去年は一匹犠牲にしてすまないと思っていた。
今年は危ないところだったが涼しかったので集中力があったのだろう、
早く気が付いて犠牲を出さないですんだ。
亀と遭遇したところに昨夜イノシシが走った後がある。
自然栽培の田んぼと違ってさっさと走り抜けている。
山奥と違い国道の傍なので長居は無用と思ったのか定かではない。
とうとう国道から田んぼへ行く作業道の出入り口は網でふさがれた。
網だけで侵入が防げるのはありがたいが通行には
いちいち開け閉めしないといけないのでめんどくさいことになった。
この田んぼはコシヒカリ。田植えが早かったので10日頃には刈ってもよい色をしている。
僕の田んぼはここより一週間遅れで稲刈りになるだろう。
台風が過ぎれば秋作業の準備がちらついてくる。
僕は草刈りが済んでいないが地域は今週から一気に秋シーズンに突入した。
M7
(20160903)
昨日夜市政懇談会があった。市長、市の幹部、一般市民が行政運営について
直接話し合う場所だ。
質問や要望が出たが「持ち帰って・・・・・・・・・だった」。
行政の説明はゴミ処理問題と介護保険の2点だった。
印象は、介護保険破たん回避のため在宅介護が進むという感じだ。
今回の改正は要支援ランクの小さな改正だが
介護保険は僕らが受けるころにはこのままあるとは思えない。
自分のことは自分でということだろう。
懇談会から帰るとカープはまた勝っていた。
優勝もだが目標に個人タイトルがかかればもっと勢い付くだろう。
MVPが誰になるか興味深い。
クライマーイノシシが現れた。
ここは大丈夫だろうという期待を裏切られたのはこれで何か所目になるか悔しい思いだ。
登ってこないと柵を節約したところを見事に踏破している。
ブロックの凹凸が爪をかけやすいのでコンクリート壁より登りやすいのだろう。
田んぼを荒らした泥足のまま駆け上がっているのでわかった。
この上に柵を張っても他に飛び越える場所があるので
自然栽培の田んぼを守るには究極柵の上に電柵を張るしか方法はないと思う。
くくり罠を勉強したがとても仕掛ける暇はない。
今日もイノシシ対策で日が暮れそうだ。
M9
(20160902)
この周りの草刈りを最後にしようと着手した。
写っている範囲で3時間近くを要した。
向こうは道路と田んぼがレベルだが立っているところは2mくらいの斜面になるので
刈る面積は多くなる。
(太陽が昇って逆光になり変な色になった)
ちょうどホンダの草刈機の燃料がなくなって、斜面で踏ん張るので足腰が痛くなり
昨日の作業はここで止めにした。
右の田んぼも僕が管理しているので後半日はこの周りで草刈りをすることになる。
昨日はBSでカープの中継だったがよっぽど疲れているんだろう
延長サヨナラがあるまでには寝てしまった。
毎日実感しているのだがカープは本当に強い。
筒香に特大ホームランを打たれても「あ、そうですか」ぐらいで
特にダメージを感じなくなった。
イノシシのダメージも半端でなくなった。
国道を挟んで向こう側の右の山裾にイノシシ脅しのトラックを置いておいたが
移動したとたんに電柵を飛び越えて侵入された。
トラックは最初恐れるが置きっぱなしだと慣れてしまう。
電柵を高くするしか方法はなさそうだ。
市販品は結構高いので
ハウスの残骸で支柱を作ることにした。
M10
(20160901)
電柵はコンクリートにドリルで穴をアンカーで固定する予定だったが
丁度良い位置に水抜き穴があった。大きな穴なので支柱は固定出来ないが
線は張れるので簡単に済ませることにした。
線は16番という針金を使った。支柱が固定されていないので垂れ下がった格好になるが
強度はなくても水が流れているので電気ショックは強力なものがある。
イノシシは右から降りて左に駆け上がる。
この配置だと諦めるに違いない。
自然栽培の下の田んぼの被害は7割程度だが上の大きい田んぼは
2割程度だろう。これで被害が止まってくれればある程度の収穫は見込めると思う。
広島のマジックは順調に減っている。最速で来週末の可能性がある。
周りの農家は秋作業の準備を始めた。
僕の準備はカープの優勝が決まってから始めることにする。
先送りにならないよう早く決めてほしい。